マルチ商法は違法ではない!?
マルチ商法は、連鎖的に販売していく方法になるのですが、
具体的にどういう仕組みなのかと言われると、答えられる人は少ないかもしれません。
なんとなくは分かっていても、実際に実体というのは、まだまだ本当には
知られていないのかもしれません。マルチ商法の仕組みについて、書いてみます。
少しでも仕組みがクリアになって、広まれば、被害も防げるのではないかと思います。
ここで大事な事は、マルチ商法というのは、違法ではないということです。
マルチ商法を説明するのに、ねずみ講との違いをはっきりさせておいた方が良さそうですね。
マルチ商法とねずみ講は違います。マルチ商法は違法ではありませんが、ねずみ講は違法です。
違いが何かと言えば、マルチ商法は、商品の販売が主軸としてありますが、
ねずみ講は商品の販売を目的としていないことが明確であるということです。
でも、マルチ商法も、商品を販売することがあるのが隠れ蓑になっているだけで、
やっていることは、ねずみ講とそれほど大差ないというのが、一般的な考え方もしれませんし、
あながち間違っていないような気がします。
マルチ商法とは、図で書くととても分かりやすいのですが、ピラミッドを作って、
上の人が下の人に商品売らせて、それが倍々で増えていくという考え方です。
やっぱりねずみ講とあまり変わらないのでは…と思う人もいますが、仕組みとしては
やはり大差がないと思うのですが、目的によって、違っているということなのだと思います。
マルチ商法のやっかいなところは、商品自体が決して悪い者ではないということなのです。
むしろ正規の方法できちんと売ることができれば、それなりに利益をあげられると思うのですが、
いかんせんやり方があまりよくありません。
もしかしたら、商品をただ売りたいと思っているだけかもしれませんが、
ねずみ講を知っている人は、これはねずみ講なのでは?と構えてしまうのです。
マルチ商法の特徴
しかも強引な勧誘なども無い場合が多いのも一つの特徴かもしれません。
販売員たちは強引な勧誘などをしてトラブルを起こせば、
すぐに会社自体が目を付けられるのを知っているので、現在でマルチ商法をしていると
認識されている会社でも、それほど派手な勧誘などはやっていない場合が多いです。
しかし、悪徳商法と言われるのは、義務ではないけど推奨したり、勧めたりするからです。
下っ端の会員は多くの在庫を抱えてしまい、上の方だけの人が利益を上げるという仕組みが
マルチ商法なのです。