SF商法ってどんな商法なの?
昔から詐欺行為として有名だったのが「SF商法」。
「でも、SF商法なんて名前は聴いたことがない」というひともいるかもしれません。
SF商法という名称は知らなかったとしても、恐らくこの詐欺の手口を聞けば「知っている」
というひとがいると思います。
SF商法とは催眠商法のひとつ。
セールスマンの話術があまりにも面白く、ハイハイと手を挙げて盛り上がり、
その流れで契約をしてしまうというのがSF商法です。
一部では「はいはい商法」と呼ばれることもあるそう。
手口としては、小さめの会場に大勢のひとを集めて販売員が場を盛り上げます。
盛り上がると、そこでは「みんなでこの商品を買おう」という空気が出来上がり、
みんなで商品の契約をしてしまいます。その場の空気に流されて商品を買ってしまい、
あとから振り返ってみたら「なぜあんなものを契約してしまったんだろう…」というのがSF商法。
まさに、「その場の雰囲気で契約させる」という商法なので、悪質です。
こういった盛り上がっている場では、冷静な判断力が欠けてしまうことが多く、
対して考えずにいらないものを購入してしまうという手口は悪質です。
わざと小さい会場にたくさんの人を入れ、盛り上がりやすい空気を作っているところも悪質。
ちなみに、このSF商法にひっかかるのは多くがお年寄りだと言われています。
販売されてる商品は、健康食品や布団などが多いそうで、
それも数十万円するような高額なものばかり。これではさすがに引っかかる人も減ったのか、
数万円程度の「損をしてもあきらめやすい額」を持ち出す業者も増えています。
とにかく引っかからない!
SF商法は、チラシなどを配布して会場に呼び寄せ、
そこで話をするという手口であることが多いです。なので、まずチラシはもらわないこと。
もらったとしても、会場には入らないということを徹底しましょう。
こういったSF商法は、時期を見て団体が撤収してしまうために
「その後に被害を訴えようとしても不可能である」ということも多いです。
もし、契約をしてしまった場合はクーリングオフの制度を使われることをお勧めします。
このSF商法に引っかかる人の平均年齢は70歳以上であることが解っていますので、
特にお年寄りは「引っかからない!」という気合が必要になるでしょう。
SF商法は極めて悪質は詐欺行為ですので、もし怪しい団体があらわれた時は
周囲と情報を交換し合って引っかからないようにすることが大切です。