今問われる消費者力
インターネットやスマートフォンが普及し、私たちの生活はとても便利なものとなりました。
しかし、その一方で「消費者がトラブルに巻き込まれて被害に遭ってしまう」ということもあり、
それをどう救っていくのかが問題になっています。
特にインターネットでは詐欺行為が横行しており、それに引っかかって辛い思いをする人が増えました。
私たちの世界には悪質な犯罪行為があり、それは年を重ねるごとに巧妙になっています。
この様な世の中で私たちがトラブルに巻き込まれないようにするには、
きちんと消費者としての権利を知り、また生活に対する正しい知識を持ち、
対応できるようになることが必要になるでしょう。
消費者が巻き込まれるトラブルは増加傾向にある
実は、消費者がトラブルに巻き込まれるケースというのは年々増えていると言われています。
統計によると、2003年ごろから架空請求の数がぐんと増え、架空請求以外のトラブルについても
年々増加しています。本当に数が増えていることが解ります。
また、こういったトラブルはお年寄りばかりが抱えているのかと思いきや、
20代や30代の若い世代でもトラブルを抱えていることが解り、非常に深刻な問題となっています。
騙されるのはお年寄り、という構図はもう成り立たなくなっているといいでしょう。
このことから考えても、私たちは「消費者力」をアップさせ、
悪質な詐欺に引っかからないようにしていく必要があります。
どんな詐欺が多いの?
では、具体的にどんな詐欺が多いのでしょうか。
まず多いのが「セールス」です。自宅に販売員が来たので対応すると、あまりにしつこく勧誘され
なかなか帰らず、結果的に契約をさせられてしまうというケースがあります。
ちなみに、敷金での詐欺もあります。
賃貸物件を借りるときに支払う敷金ですが、契約書に「原状回復のための費用は借りた側が負担する」と書かれ、
実際に支払いをさせられたというケースがあります。こういった詐欺行為は非常に辛く、悪質なもの。
まずは「こういう詐欺がある」という現実を知り、そこから「どうやって引っかからないように
自衛をしていくのか」を考えていく必要があるでしょう。
恐らく、今後も詐欺行為はなくなりません。
そして、さらに悪質な詐欺行為がでてくる可能性もあります。
だからこそ、「絶対に引っかからない!」という決意が必要になるということですね。
そのためには、私たちがまずしっかりと知識を持っておかなければなりません。