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チンピラの男性

SF商法の体験談


SF商法っていうのは最近ではあまり聞かないものですけど、一時期社会問題にまでなったんですよね。
簡単に言えばこれは催眠商法です。

催眠術を駆使して商品を購入してもらうってもので、自分もさすがにこれは被害に遭った事はないんですけど、体験者の声を聞いているとかなり巧妙ではあるんですよね。

どんな形なのかっていうと、催眠術を仕掛けるんですよ。
販売員が説明しているんですけど、周囲はサクラなんです。
それで歓声を上げるなどして販売そのものを盛り上げるんですよ。

初めは「なんだこれ」って思っていても、自分自身もその場の雰囲気に呑まれてしまって、結局商品を自分の意思で購入する形になってしまうんですよ。

これがSF商法なんですよね。
これの恐ろしい所は、冷静な判断能力をどんどん損ねていきますので、「買わないと勿体ない」って気持ちにさせられるんですよね。

サクラもいます

主催者側もサクラ等を駆使しているんです。
だから当然歓声だとかもすべて演出。分かり切っている事なんです。

むしろ被害者以外全員サクラってケースもあるんですよね。
それで一人をどんどん落していくんです。
正直、もしも自分がこの空間に入れられたら正気でいられる自信はないですよね。

だってどんどん思考能力が低下していくというか、「買わなければ」って気持ちにさせられるんですから。
これの肝なのは、SF商法はどこか会場を借りて行われるものですから、その会場に連れられないよう自衛する事が出来るって点ですよね。

なんでそんな会場に連れられる事になるのかって言ったら、街中でアンケートをしていているので別会場でちょっと楽しんでくれないかとか、アンケートに答えてくれたら商品券を上げるのでとか、まずはいろいろな方法で連れ出そうとするんですよね。

それで会場に行ったら急にそういったパフォーマンスが行われるようになるんです。
だからSF商法に引っ掛からないためには、SF商法が行われている所には行かないって点に尽きるんですよ。
街中で何か怪しい事が行われていたとしても、そこにホイホイと付いていくのではなくて断る。

自衛は大切

これだけで立派な自衛になりますからね。
これが出来ないようですと、結局は付いていくしかありませんし、それで大変な事にもなりかねないんです。自分自身の身を守るって意味でも、知らない人には付いて行かないようにすべきです。

付いて行ってしまったら、その場の雰囲気の中でNoを貫き通すのは難しいでしょうから。
ただ、SF商法にもクーリングオフを適用する事は出来ますので、実際にはそこまで慌てるような問題ではないんですよ。

だからか、近年ではあまりSF商法を見かけませんが、どこかで行われているかもしれないですから気を付けてもらいたいものですね。