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複数のアヒル

マルチ商法の体験談


インターネット時代になって登場した詐欺もあれば、昔からあるものもありますし、昔からある詐欺がインターネットの力でより凶悪なものになるケースもありますが、マルチ商法の場合、インターネットを上手く活用して更に悪いものになっていますね。
マルチ商法とは簡単に言えば加盟者が新規で加盟者を誘い、その加盟者がまた新規で加盟者を誘う。

これだけであればそこまで問題にならないかもしれないですけど、加盟者を獲得すると特典としてお金が発生する事になるため、加盟者獲得に頑張るようになるのです。
また、マルチまがい商法と呼ばれるものや、ねずみ講に似ているので混同している人も多いのですがマルチ商法は一応は商品を販売します。

ねずみ講とマルチ

それに対し、ねずみ講は商品ではなく配当等、金銭面のみを主体としている点が両者の違いになるのですが、マルチ商法は近年インターネットの力もあり、凶悪なものになりつつあります。
それまでのマルチ商法の場合、自分の知り合いの範囲にしか教える事が出来ませんでした。
ですがインターネットの力があれば自分の知り合いではなくとも、インターネットを通じて出会った人に商品を販売させたり入会させる事が出来るようになりますので、マルチ商法だとは知らずに頑張ってホームページ等を作成して会員を募っているような人も見かけます。

自分自身が詐欺に遭っているものの、自分自身も詐欺に加担する事になるのがマルチ商法の怖い部分です。
本来、詐欺を行う人は自分自身が詐欺を行っているとの自覚がありますので、どこかやましい部分があったりですとか、問い詰めると思わぬ答えが返って来たりするのですがマルチ商法の場合、自分自身は良い事を行っていると思って友人を勧誘している人もいるのです。
詐欺などとは夢にも思わず「良いからやってみて」と、あくまでも「良い事をしている」と思いつつも会員募集を行っているのです。

無自覚なんですよね

これは悪い言い方をすればマルチ商法に加担しているのですが、無自覚なだけに余計厄介な部分もあるでしょう。
マルチ商法を防ぐためには、いくら友達からのお誘いであっても報酬の仕組みを見て、マルチ商法だと指摘してあげる事です。
紹介して報酬を得られるようなサービスは大半がマルチ商法と言っても過言ではありません。

そもそも良い商品であれば紹介制度を取る必要がないのです。
そのように悪い意味での付加価値を付けなければ人にお金を出させる事が出来ないと自覚しているからこそ、そのような形で悪徳商法に身を染める事になりますので、友人等から誘われたとしても、マルチ商法だと思ったらしっかりと指摘してあげるべきです。
指摘する事によって友人がマルチ商法から足を洗う事が出来るかもしれないのですから。