フィッシング詐欺とはどのような詐欺なのか

残念ながら現代は様々な詐欺が横行する世の中になっています。
特に最近はインターネットや電子メールなどに関係する詐欺の事例が多く報告されています。
中でもよく聞くのがフィッシング詐欺です。

フィッシング詐欺というのは、送信者を詐称した状態の電子メールを相手方に送りつける、偽物の電子メールから全く関係のない偽物のホームページに移動させて、クレジットカード情報、アカウント情報等個人情報を盗み出す詐欺行為です。
魚釣りのように電子メールという餌をかけて、その餌を食べてしまった魚を釣り上げるように、電子メールを信頼し、支持された通りの事を行い個人情報を釣り上げられてしまうため、フィッシング、「魚釣り」などの言葉から作られた造語です。

フィッシング詐欺の手口

私達はこのようなフィッシング詐欺から自分の個人情報、家族などの個人情報を抜き取られないように、しっかりとフィッシング詐欺の手口を知っておくべきです。

よく知られているフィッシング詐欺としては、クレジットカード会社や銀行からいかにもお知らせの電子メールが来ました、という状態を装い、メールに書かれているリンク先をクリックさせ、クレジットカード会社等のホームページそっくりに作られたサイトに誘導、そこにクレジットカード番号や口座番号を入力するように促します。
そこで入力してしまうと個人情報等を抜き取られてしまうのです。

電子掲示板やSNSなどからURLを記載させて誘導するという手口も多くなっていますし、電子メールなどに投稿押されたURLを実在するURLに間違えるような表示にして、誘導するという手口も横行しています。
例えばアルファベットの一文字のI（大文字のアイ）を、「l」（小文字のエル）にするなどして、全く別のURLに誘導します。

どのような事をしてフィッシング詐欺から身を守るのか

では、どのようにすればフィッシング詐欺から身を守る事が出来るのか、対策を考えましょう。

一つは金融機関などID、パスワードを入力してWebページにアクセスすることが必要な場合、「金融機関から直接通知されているURL」をWebブラウザに「直接入力する」若しくはWebブラウザのブックマーク機能を利用して記憶させておき、そこ以外からアクセスしないようにします。
電子メール等によってお知らせメールが来ても、そこに入力されているURL、リンク先から入るのではなく、自分が手入力するかブックマークに記憶させているところからアクセスする事を徹底します。

またこれはしっかりと覚えておいてほしい事なのですが、インターネットバンキングのログイン情報、またクレジットカードの番号などの入力は「SSL」と呼ばれる暗号技術を利用しています。
重要な情報は必ずSSLが採用されているはずなので、Webブラウザのアドレスバー（URLが表示されている帯の部分）、若しくは運営組織名が「緑色」「鍵マーク」が表示されているか必ず確認してください。

電子メールで通常とは異なる手順でログインなどを要求されていると感じた場合、それが正規のものであっても、金融機関に必ず確認をとり、危険性がないかを確認した上で利用するようにしましょう。