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若者を狙った絵画販売商法

若者が被害に遭う絵画販売商法

悪徳な取引の被害に遭う人といえば、高齢者というイメージを持っている人も少なくありません。
しかし、実際のところ悪徳商法に引っかかるのは高齢者だけではなく若者を狙った悪質な取引も存在しています。

特に、若者が被害に遭うことが多いのが絵画を売る絵画販売商法と呼ばれる商法です。
町などで若者に声をかけ、絵画の展示会に誘い展示会で絵を購入する流れに持っていくというのが一般的な手段です。

このような商法では、お金がないことを理由にしたり購入する意思がないことを伝えても、その絵がいかに価値のあるものかを理由に執拗に契約を迫ってくることがあります。
そのため、購入する気がない人でも説得されて絵画を買わされてしまうこともあるので絵画の購入をもちかけられた際には、慎重に行動をしてください。

絵画販売商法の事例

過去に問題になったケースの1つ目として、絵画の購入の勧誘に遭い断ったにも関わらず帰ろうとする消費者を妨害する行為などをしました。
さらに、稀少価値がないものを言葉巧みに価値のあるものであると説得し5000円から1万円程度の価値のものを48万円という高額で販売しました。

それに加えて、後日その男性を電話で呼び出しさらに絵画を販売させるなどしました。
もう1件のケースでは、大手スーパー内の個室で絵画を販売したというケースもあります。

このケースでは、消費者が購入を断ったにも関わらず5時間消費者を説得したりシャイン割引で販売するなど虚偽の説明をして立替払い契約をさせたというケースもあるので注意しなければいけません。
一度勧誘が始まってしまうと、あの手この手で説得をして絵画がいかに魅力的であるかや、その絵画の価値を長時間訴えてくるため、その話を全て鵜呑みにしてはいけません。

絵画販売商法の対策

特に、この絵画販売商法は20代の若い男性がターゲットになってしまうことが多いと言われています。
若い女性を使って、男性に近づかせ親しい関係になった後で絵画の購入話をもちかけるというデート商法をつかった販売法をしてくる人も居るので、男性の場合は親しくなった女性に絵画の購入話を持ち掛けられた際には警戒するようにしましょう。

また、消費者をおだてる言葉などを投げかけて絵画を購入させようとするケースも多くあります。
販売者の口車に乗せられて気分をよくした勢いで購入するというようなことは避けて、本当に絵画自体に価値があるものなのかを見極めることによって、実際の価値とかけ離れた金額で絵画を購入してしまうという事態を避けられます。
絵画というのは、素人ではなかなか価値の判断が出来ないものなので価値の分からないものを安易に購入しないようにしましょう。