高齢者を狙う次々販売
高齢者は、悪質な取引のターゲットにされてしまうことも多いので高齢者から消費生活センターなどに被害の相談が寄せられることが多くあります。
高齢者を狙った悪質な商法にはさまざまな種類がありますが、その悪質商法の1つとして挙げられるのが次々商法と呼ばれるものです。
この次々商法では、会場に無料や安い価格で購入できる日用品を集めて高齢者を多く集めます。
安価や無料などのアイテムで高齢者の気分を盛り上げた後で、本当に買わせたい高額な商品の売り込みをするというものです。
この方法では、最初のうちは高齢者が被害に遭っているという自覚がありません。
次々に、この商法によって高額の商品を売りつけられることによって徐々に支払いに不安を感じるようになり、相談をするというケースが多くあるので高齢者の方や高齢者の方が居る家庭では注意をする必要があります。
次々販売の事例
次々販売には、さまざまな相談事例があるので覚えておくことによって自分や家族が引っかかってしまうことを防ぐことができるので覚えておきましょう。
まず最初の事例として、家の修理の工事契約を結んだところ違う部分の高額な工事も勧誘されて不審に思って解約をしたいというケースがありました。
また、高齢者は健康のために健康食品を購入する人も多く居ますが健康食品を家族が次々と購入し、業者側に商品の明細を求めたところその明細表がないと言われたため支払う義務があるのかどうかという相談もありました。
さらに、家族が呉服店の展示会に通って同居している家族に何も言わず高額な着物を繰り返し購入していたため返品したいというような相談がありました。
全てにおいて共通するのが、1度契約や商品購入をすることによって何度も何度も高額な商品を売りつけられるという点です。
次々販売への対策
次々販売では、高齢者を会場に呼ぶというケースが多く存在しています。
そのため、会場に足を運ばせて安い日常品を購入させる業者などは次々販売をする業者である可能性が高くあります。
高い商品の購入は避けるとともに、できるだけそのような会場に足を運ばないように本人が気を付けることはもちろんですが家族もそのようなことがないようにチェックしておくことが大切です。
また、次々販売をする業者は高齢者が支払えなくなるまで高額販売をしてくるケースが多いため、1度の商品購入をきっかけに何度も商品の話をもちかけられる場合なども不審に思い、早めの相談をすることが大切です。
さらに、高齢者の方が家族に居る場合にはしっかりと高齢者の方の話を聞きこのような悪質な商法に巻き込まれないようにその変化をいち早く察知できるようにしましょう。