国をあげての事業マイナポイント
マイナポイントとは、マイナンバーカードと紐づけしたキャッシュレス決済を利用することで獲得できるポイントのことです。
一人当たり5000円分を上限として、利用金額の25%分のポイントがもらえるという仕組みです。
簡単にいうと、紐づけたキャッシュレス決済で20000円分の利用をすれば5000円分がポイントとして返ってくるといった認識で良いでしょう。
これは政府が始めた事業ですが、なぜこんな事業をするのでしょうか。
詳しくみていきましょう。
マイナポイント制度を導入した目的とは
ひとつはマイナンバーカードの普及を促進させることです。
現在マイナンバーカードの普及率は40%程に留まっています。
マイナンバーによってあらゆる情報を集約したいという行政の目的もありますが、国民にとってもマイナンバーカードを使用して、公的な手続きが簡単になったり、公的書類がコンビニで交付できるなど便利なものなのです。
政府としては買い物の際にポイントがつくというサービスを通して、マイナンバーカードを作ってもらいたいと考えています。
もうひとつはキャッシュレス決済の普及です。
世界的にはキャッシュレス決済の普及が伸びているのですが、日本はまだまだ現金決済が多い状況です。
そこでマイナポイントを通してキャッシュレス決済に興味を持ってもらい、導入を進めたいという意図があります。
マイナポイントの申し込み方法は
用意するものはマイナンバーカード、マイナンバーカードを申し込みした際に設定した数字4桁のパスワード、利用するキャッシュレス決済のIDとセキュリティコードです。
利用する決済サービスのなかには事前に登録しておかなければならないものもあるので注意しましょう。
自身の持っているパソコンやスマートフォンから手続きする場合は、専用のソフトやアプリをダウンロードしておく必要があります。
機種によって異なりますが、マイナポイントの予約手続きをしたあとに、各種決済サービスと紐づければ完了となります。
そうはいっても決済サービスによって画面は異なりますし、手続きがややこしいのがが現状です。
そこで全国約9万か所にマイナポイント手続きスポットとして支援端末が用意されています。
また手続きがスムーズにおこなえるように、手伝ってくれる自治体の窓口や特設会場を設置しているところもあるので不安な方は問い合わせてみると良いでしょう。
マイナポイントを利用する方法
まずマイナポイントを獲得するためには、決済サービスごとに設けられている条件をクリアする必要があります。
その決済サービスへのチャージであったり、物品などの購入、その両方などそれぞれ条件が異なるので決済サービスの情報をよく確認しなければなりません。
そうして獲得したポイントは基本的にはその決済サービスで付与されるポイントとして還元されるものが多いでしょう。
中には残高としてチャージされるものもあるのでこちらの確認しておく必要がありますね。