気軽で便利なプリペイドカード
キャッシュレス決済が進むなか、プリペイドカードの種類も年々増えています。
プリペイドカードとは事前にカードに入金をしておき、入金した分だけ商品の購入やサービスの利用ができるというものです。
カード自体が財布の役目をしていると思えば分かりやすいでしょう。
種類と特徴を押さえておこう
プリペイドカードにも種類があります。
まずは使い切り型のプリペイドカードです。
500円、1000円などはじめから決められた額が入金された状態で販売されているものです。
図書カードが代表的なもので、使い切ってしまえばカードの役目は終了となります。
次はチャージ型のプリペイドカードです。
こちらはカードを手に入れて自分で入金する方法です。
残高がなくなったり、少なくなったら自分で再度入金すれば繰り返し使うことができます。
その中でも特徴によって分けられるので紹介しましょう。
流通系はコンビニやショッピングセンターが発行しているカードです。
同じグループ会社で使用すると、ポイントが貯まったり、割引ができたりと特典があります。
交通系は公共交通機関が発行するプリペイドカードで、流通系との違いは電車やバスの運賃の支払いができるところでしょう。
運賃が割引になったり、スムーズに運賃の支払いを済ますことができますね。
また加盟店でのショッピングでも利用可能です。
国際カードブランド付きのカードは国内で使用できることはもちろん、入金した金額内であれば、海外のATMから現金を引き出すことが出来るものもあります。
良いことがたくさんあるプリペイドカード
プリペイドカードにはメリットも多くあります。
プリペイドカードはクレジットカードのような審査が必要ありません。
使い切りタイプであれば欲しい分を、チャージタイプであれば数百円でカード自体を買えば簡単に手に入ります。
チャージ金額の上限や、付与されたポイントの有効期限などはあるものの、年会費が設定されているものはほとんどありません。
クレジットカードは審査があるうえ、18歳以上の高校生以外の方から作ることができるとされていますが、プリペイドカードは電話番号やメールアドレスなどの登録をすれば、子どもでも持つことができます。
クレジットカードは商品を手に入れてから翌月などに口座から引き落としとなる後払いで、限度額までなら使用可能です。
一方のプリペイドカードは入金した分だけしか使えない前払い式なので、使いすぎてしまうということがありません。
プリペイドカードのデメリット
反対にデメリットも確認しておきましょう。
例外はありますが、今の残高分を全て使って、残りは現金といった支払い方法の併用ができないところが多く、前もって入金しておく手間がかかります。
クレジットカードのような分割払いや引き落としには対応しておらず、結果として後払いとなるような機能はついていません。