リボ払いという払い方についてご紹介
リボ払いという払い方をご存知でしょうか。
すでに、経験したことがあるという人もいるでしょうし、損するようなので選択しないという人もいるでしょう。
実は後者が正解です。
その理由をご説明する前に、まずはリボ払いについて解説します。
リボ払いは月々に分割して、商品の代金を支払うというやり方ですが、月々の支払には商品の代金のみでなく手数料もプラスされています。
月々の支払額はカード会社で決められている額以上ならば、いくらでも良いのです。
たとえば、カード会社で6000円以上となっていれば、月々の支払が6000円を超えていればよいということになるので、6000円でも7000円や8000円でも良いということになります。
問題なのはプラスされる手数料です。
この手数料は利息と同じ考え方でよいでしょう。
手数料は支払間隔が30日であれば、利用残高×手数料率÷365日×30日で決められます。
この手数料率はカード会社によって異なりますが、年率15~18%というところが多いです。
リボ払いで損をしたという体験談
では、リボ払いで損をした人の体験談です。
ある女性はデパートでリボ払いキャンペーンという広告を見ました。
リボ払いにすればポイントが5倍になるというので、5万円の服をリボ払いで買ったのです。
月々の支払額は6000円にしました。
手数料は620円なので、毎月7000円に満たない支払なのでその時は楽だと思ったのです。
これがきっかけになり、女性はリボ払いにハマりました。
他の買い物もリボ払いで支払うようになってしまったので、手数料はかさむ一方だったのです。
けれども、一度味をしめると手数料についての感覚がマヒしてしまい、損しているとは思いませんでした。
そうこうしているうちに、カードの限度額を超えてしまい、他のカードを使うようになり、そのカードでもリボ払いを繰り返してしまったのです。
このような繰り返しで、女性は月々の支払で困るようになりました。
リボ払いの落とし穴とは
上記の体験談がリボ払いの落とし穴です。
月々が少額なので、気にならなくなり、使いすぎてしまいます。
実は手数料がかさむと大きな額になり、かなり損をしてしまうのです。
商品の額の残高に対しての手数料なので、月々の支払を少額に抑えると手数料は大きくなり、トータルにするとかなりの額になります。
たとえば、手数料率が15%で20万円のものを40回払いにすると手数料の総額は6万近くですが、20回払いにすると26000円くらいです。
このように、月々の支払を抑えれば抑えるほど、業者は手数料で儲かります。
一括払いか2回払いにしよう
上記の体験談のようにならないようにするためには、リボ払いを使わないことが一番です。
一括払いか2回払いならば、手数料はかかりませんので、カード払いならばこの払い方を選択しましょう。
それでも、ちょっと厳しいと思う場合は、ボーナス一括払いも手数料がかからないので、視野に入れるとよいです。
多くのカードは1月や8月に支払うようになっていますし、支払月を選べるカードもあります。
使っているカード会社に確認してみてください。