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囚われている人

メールによるねずみ講

ねずみ講を知っていますか?

昔からよくあるねずみ講。
一度はねずみ講について聞いたことがある、というひとも多いのではないでしょうか。
ねずみ講とは、以下のような犯罪行為です。まず、数名でグループを組んで誰かを勧誘します。

新しく人が入ってくると、そこから得たお金をグループで分け合います。
そして、新しく入ってきた人がまた別の誰かを紹介してグループに入れば、
その人の分のお金も最初のメンバーに入ります。

つまり、グループに入る人が多ければ多いほど分配されるお金が多くなるという仕組みですね。
最初にいた人ほどどんどん儲かる仕組みになっていて、新しく入った人は実入りが少ないために
どんどん新しい人を紹介しようとします。そうしないと、新しく入った人は多くのお金を
稼ぐことができないためです。これが、ねずみ講。

ねずみのように、どんどん人を増やして稼ごうとする方法なので
「ねずみ講」と呼ばれています。きわめて悪質な違法行為です。

儲かるのは一部だけ

ねずみ講でもうけることができる人と言うのは、最初にそれを始めたひとのみ。
そうじゃない末端の人は、なかなか稼ぐことができず「支払うお金ばかりが大きくなっていく」
というのが現実です。

途中でやめられればいいのですが、それまでに大きなお金を振り込んでいるので
「取り返したい」という気持ちも大きいでしょうし、実際に一部は稼いでいるのを
見ているため、「頑張れば自分も~」と夢見て続けてしまいます。

手口も巧妙化しつつあります

ねずみ講は、よくもわるくも昔から続けられている違法行為なので、
既にその存在を知っている人が多いです。ねずみ講で販売している商品の名称を
知っている人も多く、名前をきいたけで「ねずみ講だ」と判断されることも増えています。

つまり、ただねずみ講をやるだけでは稼げないので、メールを送り付けてだますような真似や
「ねずみ講ではありませんよ」と装ってだますようなパターンが本当に多くなっているとか。
何度も言いますが、ねずみ講は絶対に稼げません。損をするだけです。

もしねずみ講のような話を持ち掛けられても、絶対にのらないこと。
そして、安易に契約をしたりお金を出すような真似はやめることをお勧めします。

れっきとした違法行為ですし、気づいた時は大損をしてしまっているというパターンも
少なくありませんからね。海外ではねずみ講が事件へと発展しているケースも確認されていて、
他人事ではありません。