儲かりますよという言葉に騙されないで
誰もがお金は欲しいものです。
お金があれば余裕のある生活を送る事が出来ますし、病気をしても困ることなく治療を受ける事が出来ます。
あって全く損がないのがお金です。
儲かるよ?といわれると、少々危険がありそうと思っても話に乗ってしまう人が多いのも納得です。
バブルの時代とは違い不況の時代からなかなかのし上がれない状況の日本で、おいしい話がいかにも本当!というばかりにあれば、つい乗ってしまうのも納得なのです。
高齢の方は特に悪徳商法などの情報に弱いという面があり、悪徳業者たちはそこを狙ってきます。
最近はハイリスクな詐欺まがいともいえる金融商品取引を呼びかけてくる利殖商法、「もうかります商法」の被害が目立っています。
被害が多い海外商品先物取引系の商法
海外商品先物取引は、ハイリスクな商品です。
元本の何十倍という取引が可能な証拠金取引がこの海外商品先物取引の大きな魅力で、購入した商品が期待通りの相場変動を見せれば何十倍もの利益が得られるのですから、誰もが魅力的と感じます。
しかし希望通り事が運ばなければもちろん損をするハイリスク取引となりますし、非常に複雑な仕組みを持っているので、勉強をしっかりしていない状態で手を出せば痛い目にあいます。
魅力だけを理解している人なら、「この商品は絶対に値上がりするから今がチャンス」といわれるとついつい手を出してしまい、結果、多額な損失をおってしまう・・・という被害が出てくるのです。
海外商品先物取引については、取引契約から14日間は業者が顧客の注文を受けられないという仕組みがあるので、この期間内であれば解約する事が出来ます。
ロコ・ロンドン取引とは?
あまり聞きなれない取引ですが、ロコ・ロンドン金取引と呼ばれる取引でも被害が出ています。
消費者が事業者に対して証拠金を預けます。
業者はその証拠金を元にして何十倍という取引を行います。
これによって金などの現物が手に入る事はなく、あくまでも証拠金による取引となるため、ハイリスク商品であることは間違いありません。
電話による勧誘でドルと金の金利差に値する金利、「スワップポイント」などを、あたかも預貯金の金利と同じようだと説明し、一般消費者にとっては現代にみられない高額な切がある預貯金と一緒と勘違いさせるのです。
これによって大きな被害を受けている方も多いのですが、訪問販売、電話勧誘による取引は、契約から8日間契約の解除を申し出る事の出来るクーリングオフ制度対象となりますので、おかしいと思ったら即、クーリングオフ制度で解除の申し出を行いましょう。
この他、未公開株取引(証券取引所等店頭に上場していない株、上場されると初音が購入価格より高くなることがある、但し、株を発行する企業が倒産するかもしれないリスクがある)での被害も多くなっています。