メールヘッダーとは何か
手紙やはがきなどを郵便局のポストに投函すると、郵便局で郵便物を集配した情報として「消印」というものが押印されます。
これによってどこの郵便局から発送されたものなのか?という事が記録されるのです。
実は電子メールにもこの消印と同じような経路を記すものがあり、インターネット上をどのようにメールが経由されてきたのかを記すメールヘッダーという情報があります。
この情報の中に、電子メールのインターネット経由情報がかかれているのです。
このメールヘッダーは通常、見えなくなっています。
標準の状態では確認できないのですが、メールヘッダーを表示させる方法もあります。
メールヘッダーにはどのような情報が含まれているのか
メールヘッダーにはたくさんの情報が入っています。
例えばメールを送信したメールアドレスの情報、宛先、送信した日時、さらにメールの件名なども記されています。
英語表記となっているので醜いのですが、Rturm-Pathはメールが届かない場合、送り返されるメールアドレスが記されています。
この他、Receivedは経由しているプロバイダ、Fromは差出人メールアドレス、Subjectはメール件名、To宛先、Dateメール送信日時等がわかります。
配送経路については、何時にどのホストからどのホストにメールが渡されたのか、という事が記されており、この時刻をおっていくことでどのホストをどのように経路してきたのか?ということがわかります。
ただこの場合のホスト名については正しいとは限らず、ホスト名が詐称されているという事もあるため、IPアドレスの情報を信頼すべきとしています。
時刻についてはJST、+0900という表記があれば日本時間です。
それ以外は日本時間ではありません。
実際にメールヘッダーを表示させてみよう
私達が普段利用しているメールソフトとして代表的なものは、Outlook Express、Outlook、Gmailなどがあります。
Outlook Expressは、受信トレイ等メール一覧が見える状態で該当するメールを右クリックするとプロパティが出てくるので、その中の詳細から確認できます。
Outlookの場合も、メール一覧できる画面から該当のメールを右クリックします。
メッセージオプション若しくはオプションを選択刷ると、画面下部、「インターネットヘッダー」で確認する事が出来ます。
Gmailの場合、該当のメールを表示させそのメッセージ表示画面の小さい黒い三角をクリックします。
するとメッセージのソースを表示という部分があるので選択します。
この様にして電子メールソフトによってメールヘッダーを表示できます。
メールの経路などを知りたい時や、本当に送信者本人から送られてきたのか不安という時に、この電子メールソフトのメールヘッダーの表示方法、確認の仕方を知っておくと安心です。