訪問販売の恐怖
訪問販売は、店舗を持たずにセールスマンが一方的に家に押しかけ、
商品や契約を取ってしまうという、訪問商法という言い方もされています。
2人で口で話しているだけなので、店舗も持つ必要なく、
話していることの証拠も残らず契約が取れるので、
悪徳業者にしたら、良い商売ですよね。
訪問販売は家に来られているという恐怖から、
契約してでも早く家から出て行ってもらいたいと思う人も多いらしく、
契約してしまう場合が多いみたいですね。
玄関ドアを開けなければ、追い返すこともできますが、玄関まで入られてしまったら、
追い返すにも、怖くてめったなことができないと思ってしまう人も多いです。
確かに主婦などの場合には、女性ですから、訪問販売の男性に居座られたら、
身の危険を感じてしまいますよね。
訪問販売でも中には普通にセールスをする業者ももちろんあります。
訪問販売全てが悪徳訪問販売とは言いませんが、アポなしで来て、
家に上がり込んだりしてしまう場合には、悪徳の可能性が大いにあります。
また、優良業者ですと、最近では身分証明の為にIDカードなどを持っている場合も多いです。
それがあるからといって、玄関に入れてもいいとは限りませんが、悪徳の場合には、
身分をなるべくさらしたくないという心理が働きますので、覚えられて困るようなものは
最初から出しません。
契約しないと帰らないなどがあり、契約まで結びついてしまう場合も多いので、
トラブルの相談も自然と多くなってきます。
トラブルの事例
例えば浄水器の販売です。
最初は点検ですと言って上がり込み、今の浄水器よりもいいものにすれば、
お得ですなどのセールストークで交換をしつこく進めてきます。
良く見かける、無料の着物着付け教室。
宣伝が入っていたりすると思いますが、これは参加していると、
着物や帯を売りつけられたりすることがあります。
ニュースの特集などで多くやっているのが、悪質のリフォーム業者です。
勝手に家の敷地に入りこみ、素人が見ても分からないような部分を点検したと言って、
このままじゃ家が危ないと脅かし、リフォーム工事を契約させるというものです。
他にも、シロアリ駆除や宝石、新聞なども問題になることが多いですね。
最近ではセキュリティーを強化する家も多くなり、
相対的には少なくなっている訪問販売ですが、判断力のない高齢者を狙ったり、
分からない用語を言って、無理やり納得させて印鑑を押させたりする強引さがあるのが、
訪問販売です。
訪問販売は、1回家に入れてしまったら、断るのが難しく、
契約に結びついてしまう可能性が高いのが訪問販売なのです。